ウォンバット
一般企業への就職活動と平行して、公務試験を受験していたよ。
通信講座や予備校には行かずに、独学で勉強してたみたい。
就職活動を進める上で、公務員という選択肢を考える人も多いと思います。
私もその一人で、一般企業の就職活動と平行して勉強をしていました。
今回は、公務員試験を受験するかどうか迷う人、勉強の進め方に迷う人の、疑問を解消します!
公務員の分類
まずは、公務員にどのような分類があるのか、業務内容や試験区分を比較しながら確認していきましょう!
国家公務員と地方公務員
公務員は、大きく分けると国家公務員と地方公務員に分けられます。
やりたいことや業務場所によって、どちらを受験すべきかが変わるので、
自分のやりたいことから試験区分を決定しましょう。
分類 | 業務場所 | 試験区分 |
国家公務員 | 中央官庁など、 様々な地域で業務をする。 | 国家公務員試験(一般職・総合職・専門職)を 受験する。 |
地方公務員 | 県庁や市役所など、 受験する地域で業務をする。 | 地方公務員試験(初級・中級・上級)を 受験する。 |
私の場合は、自分の専門性を活かして、生まれ育った地域に貢献がしたい、という理由で地方公務員を選びました。
地方公務員の種類
地方公務員には、初級・中級・上級、という種類があります。
地域によって、初級→Ⅲ種、中級→Ⅱ種、上級→Ⅰ種、という呼び方の場合があります。
それぞれの種類で業務内容と試験内容が異なるため、こちらも自分のやりたいことなどから最適な試験区分を選びましょう。
要件として学歴が挙げられている自治体もありますが、そうでない自治体もあるため、要確認です。
種類 | 職種 | 試験区分 |
初級(Ⅲ種) | 学校や警察署などの事務 | 高卒程度区分に分類される。 筆記試験は、教養試験+作文試験。 |
中級(Ⅱ種) | ・事務職 ・専門職 ・資格免許職 | 短大卒程度区分に分類される。 筆記試験は、教養試験+専門試験+論文試験。 |
上級(Ⅰ種) | ・事務職 ・専門職 ・資格免許職 | 大卒程度区分に分類される。 筆記試験は、教養試験+専門試験+論文試験。 |
試験区分については、自分のこれまでの経歴と専門性を踏まえて、上級(Ⅰ種)を選びました。
職種の分類
先ほど出てきた、事務職・専門職・資格免許職、について、それぞれの大まかな試験区分をみてみましょう。
これらの区分は、国家公務員でも同様な区分があります。
資格免許職は、指定された免許の取得(または取得見込み)が要件になっている試験です。
各自治体での試験要件をしっかり確認してくださいね。
職種 | 試験区分 |
事務職 | 各課や小中学校、警察署での事務 など |
専門職 | 化学、機械、電気、土木、建築、水産、農業 など |
資格免許職 | 栄養士、保育士、獣医師、放射線技師 など |
大学では理学系の物理学科の専攻だったため、専門職の中でも「電気」を選びました。
公務員試験の対策手段
公務員試験の対策手段は、大きく2つあります。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分に合う手段を見つけてください!
手段1:予備校に通って勉強をする
まずは、資格取得のための予備校に通う方法です。
私の周りでも講座に通う友達はいましたし、予備校は一般的な手段だと思います。
▼予備校によるメリット・デメリットです。
・必要な内容を網羅的に勉強できる。
・わからないことはすぐに講師に質問できる。
・相手がいないとできないような、面接の練習ができる。
・独学に対して、費用が高い。
私が独学を選んだ1番の理由は、『講義の時間調整が難しい』ことでした。
一般企業の就職活動も行っていたため他県への移動もあり、講義の時間までに自宅に戻る確証がなかったためです。
基本的には、予備校で受講をする方がメリットが多いと思います。
▼参考リンク:予備校を考えてみる
【見極め3ポイント失敗しない公務員試験 予備校の選び方
私のような理由や、独学で勉強しきる意気込みがある人は、次に進みましょう。
手段2:参考書を用いて独学で勉強をする
2つめは、独学での勉強方法です。
必要な参考書を買って、ひたすら個人で勉強をします。
▼独学によるメリット・デメリットです。
・通信講座に比べて、費用が安い。
・過去問の傾向やノウハウなどは、とにかく自分で調べる必要がある。
いかがでしょうか、好みが分かれますね。笑
独学で公務員試験に合格するためには、なかなか気合いがいります。
ですが、自分でスケジュールを決めて進めることが好きな人には問題ありません!
自分にあう勉強方法が決まりましたか??
独学で公務員試験を受験するぞ!
勉強方法の心は決まりましたか?
では、独学で勉強をする決心をした人へ、おすすめ参考書を紹介します。
教養試験のおすすめ参考書
まずは、教養試験についてです。
必ず各自の受験する自治体の試験内容を確認してください!
必須回答と選択回答があるので、それぞれの出題数を確認してから、必要な参考書を購入してくださいね。
【数的推理】畑中敦子の数的推理ザ・ベストプラス【第2版】
数的推理の対策にはこの1冊です!
過去の傾向が分析されており、独学でも重要なポイントや頻出問題を理解することができます。
【資料解釈】畑中敦子の資料解釈ザ・ベストプラス【第2版】
資料解釈も、同じく畑中敦子さんの本です!
こちらも過去の傾向が分析されていることに加え、解き方の解説がとてもわかりやすいです。
資料解釈は解き方のコツを押さえていきましょう。
【自然科学】新スーパー過去問ゼミ5 自然科学
技術職希望の人は、専門の勉強のベースにもなるので対策必須です!
数学・物理・化学・生物・地学の5科目を、このスーパー過去問ゼミ1冊で対策できます。
出題数が少ない科目は、捨てるという選択肢もありです。
【人文科学】新・光速マスター 人文化学
日本史・世界史・地理・思想・文学/芸術の5科目が、この1冊で対策できます。
とにかく覚えていくしかない科目であるため、赤シートを使って短時間で繰り返し勉強ができます。
こちらも出題数が少ない科目は、捨てる選択肢もありです。
日本史と世界史については、20巻程度のまんがを読んで概要をおさえました(市営図書館に全巻そろっていたのでそこで読みました)。
出題数は過去問を確認して、どこまで細かく勉強すべきか戦略をたてましょう。
【文章理解】公務員試験過去問解きまくりシリーズ 3文章理解
私が公務員試験を受験した時に利用していた『新 Quick Master』の新版です。
文章理解は、現代文・古文・英文、の3科目のため、過去問を解いて出題内容を把握することをおすすめします。
専門試験のおすすめ参考書
続いて、専門試験についてです。
ここで紹介するのは、私が受験した自治体の『電気』に関する参考書になります。
同じ参考書のシリーズなので、各自の専攻試験に該当する参考書を探してみてください。
【数学・物理】技術系スーパー過去問ゼミ 工学に関する基礎(数学・物理)
技術系 工業系(化学・機械・電気 など)で受験をする場合は、出題分野として頻出ではないかと思います。
教養科目と同様に、スーパー過去問ゼミが一押しです。
公式一覧はしっかりと頭に入れておきましょう!
【電気・電子・情報】技術系スーパー過去問ゼミ 電気・電子・情報
電気で受験をする人は出題分野になると思います。
こちらもスーパー過去問ゼミシリーズを勉強しましょう。
出題範囲が網羅されているため、この1冊を繰り返し勉強するのがおすすめです!
私は3周くらい勉強したと思いますが、下記のような解き方で進めました。
・1回目:普通に解いて、正否と難易度を記入する。
・2回目:1回目に間違えた問題と難しいと感じた問題を再度解く。
・3回目:2回目に気になった問題を再度解く。
論文試験のおすすめ参考書
最後に、論文試験に関してです。
論文試験も、各自治体や試験区分によって実施の有無が変わるのでご確認ください。
【論文試験】論文試験 頻出テーマのまとめ方
この参考書だけは、中古ではなく、受験する年度の参考書を買ってください。
論文試験では、そのテーマの背景や基礎知識があるかどうかで記述内容が左右されるため、最新版の参考書で勉強することをおすすめします。
リンクは『地方上級・国家一般職[大卒] 市役所上・中級』の2021年度版を載せています。
各自の試験区分に合わせて、最新版を購入してください。
まとめ
公務員試験の受験を考えている学生の皆さん、予備校だとしても独学だとしても、何度も繰り返し問題を解くことが大切です。
自分の目標や進め方をしっかりと考えた上で、合格に向けてがんばってください!
ウォンバット
ろみはそれぞれの参考書を3周したらしいよ。
勉強を始める前に、捨てる科目を割り切って決めてたみたい。
戦略を決めて勉強していこう!
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