この本で学習できること
各章の目次は下記の通りで、1日目〜21日目までのペース配分が記載されています。
さらに、各日毎に細かくステップとゴールが記載されているため、読書の途中で挫折することなく読み得ることができました。
この本では、プログラミング言語のひとつであるPythonを利用したAIプログラミング(特に画像検出と機会学習)の体感ができる構成になっています。
第1章 AIプログラミングを始めるべきこれだけの理由
第1章では導入として、AIプログラミングの利用機会や、今後の活用機会を知ることができました。
AIってどうやって活用するの?、プログラミングってどうやってやるの?、という人にも理解しやすい導入です。
第2章 初めての人でも安心! AIプログラミングの基礎知識
プログラミングに触れたことがない人でも、『そもそもプログラミングとは?』という部分の説明がされています。
ツールのインストールを含め、プログラミング(この本ではPython)を実行する環境も整えることができます。
(普段からプログラミングをしている人は、本で紹介されている環境のバージョンとの差を確認すれば問題ありません。)
第3章 AIプログラミングに欠かせない「Python」を身につけよう!
ここから本格的にPythonでのプログラミングをしていきます。
ターミナルの使い方をはじめ、代表的な処理(条件文や文字出力など)を作成します。
第4章 AIプログラミングの代表「画像検出」をやってみよう!
第4章では、画像検出の実例を通して、『人が脳で判断していること』を『コンピュータがどうやって理解・処理をしているか』という部分が学習できます。
下記の図は、実際に本の課題で実技できる「目の検出」を、自分の好きなねこの画像でやってみました。
もとの画像の中から目を検出し、検出された部分に赤枠で囲って結果を出力させています。
私が大好きなウォンバットでは、瞳がつぶらすぎて検出できませんでした。。。
目が検出できなかった場合は、文字表示(no match found)を指示しています。
第5章 話題の機械学習を体験しよう!
最後の第5章では、機会学習の実例として『クラスタリング(分類)』を体験します。
下の図は、もとの画像群のねこたちを、教師なし機会学習でクラスタリングを実施してみた結果です。
それぞれの画像の類似性(特徴量)を見つけて分類してくれています。
この本がおすすめの人
プログラミングをしたことがない人でもしっかり理解できる構成になっており、まさに後半のタイトル通り『AIプログラミングが最速で学べる』だと感じました。
一方で、この本ではAIプログラミングの動作体験ができたという印象に留まったため、この本をきっかけに『転職・副業で稼げる』ための勉強を進めていくのがいいと思います。
これからAIプログラミングをはじめたい人には、とてもおすすめできる一冊です!
・タイトル通りかどうか
・わかりやすさ
・読みやすさ
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